
S&P500に連動してるETFないなぁ・・・
将来有望なETFって何かな・・・
と考えたことはないでしょうか
そんなあなたに紹介したいのが連続増配銘柄のみで構成される【IVV】です。
この記事でわかることは以下の通りです。

まず【IVV】の情報を簡単に確認してみましょう。
【IVV】はコストが非常に低く、成長性期待できる期待できる大変優秀なETFです。
IVVのオススメ度
★チャートの見かた
初心者へのオススメ度:総合的に見て初心者へのオススメ度合いを判断
成長性:S&P500を基準とし、それより高ければ高得点
コスト:0.2%を基準とし、それより安ければ高得点
分配金:2%を基準とし、それより高ければ高得点

目次
IVVとは?

【IVV】とはブラックロック社が出しているS&P500連動を目指したETFになります。
正式名を【iシェアーズ・コア S&P500 ETF】と言います。
この記事では【IVV】で呼び方を統一させていただきます。
ここでは以下の内容に沿ってIVVがどんな銘柄なのか見てみましょう!

基本情報
まずは基本情報について見てみましょう。
組み入れ銘柄数 | 505 |
運用資産残高 | 25.2兆円 |
運用会社 | ブラックロック社 |
対象指標 | S&P500 |
配当金 | 年1回 |
分配金利回り | 1.66% |
信託報酬 | 0.04% |

組み入れ銘柄
ETFで一番大事なのが投資先です。
ここでは【IVV】の中身の上位10銘柄をみていきたいと思います。

組み入れ銘柄トップ10
銘柄名 | 構成比 |
---|---|
アップル | 6.99% |
マイクロソフト | 5.31% |
アマゾン | 4.3% |
フェイスブック | 2.05% |
テスラ | 2.04% |
アフファベット(A) | 1.35% |
アフファベット(C) | 1.22% |
バークシャーハサウェイ | 1.39% |
ジョンソン&ジョンソン | 1.34% |
JPモルガンチェイス | 1.23% |
その他 | 72.01% |

業種
銘柄の次に大事なのが業種です。
ETFでは業種のバランスがETFの特徴を決めると言っても過言ではありません。
【IVV】は組み入れ業種のバランスがとてもいいです。
業種名 | 構成比 |
---|---|
情報技術 | 27.6% |
ヘルスケア | 13.5% |
一般消費財 | 12.7% |
通信 | 10.8% |
金融 | 10.4% |
資本財 | 8.4% |
生活必需品 | 6.5% |
公共事業 | 2.8% |
材料 | 2.6% |
不動産 | 2.4% |
エネルギー | 2.3% |
業種によって得意な景気の状態が違います。
好景気に強い業種と不景気に強い業種の2つに分けられます。
業種名 | 構成比 |
---|---|
情報技術・一般消費財・通信・金融・資本財・材料・不動産 | 好景気に強い |
ヘルスケア・生活必需品・公共事業 | 不景気に強い |


値動きについて
次に値動きについて見てみましょう。
下の画像は【IVV】の値動きの画像になります。

【IVV】設定来2度の暴落を経験しています。
暴落局面は以下の2つです。
歴史的な暴落を2度経験した後も成長を続けています。
最近は高値圏の推移が続いています。
次に設定来のトータルリターンを見てみましょう!
トータルリターンの推移
【IVV】は平均して6.71%のトータルリターンを記録してきました。
特に直近10年の成績は絶好調です。
平均して13%以上のトータルリターンを記録しています。
直近1年はさらに成績が良く18%のトータルリターンを記録しています。

ポイント
トータルリターン・・・値上がり益と配当の合計のこと
IVVの特徴

次に【IVV】の特徴を見てみましょう。
【IVV】の特徴として以下のようなものがあります。

アメリカの有名企業500社にこれ一本で投資できる
【IVV】に投資すると、
アメリカの有名大企業500社に簡単に投資することができます。
この500社はアメリカの有名格付け会社【S&P・ダウジョーンズインデックス社】が選んでいます。
【S&P・ダウジョーンズインデックス社】が選んだ500社であるため
【S&P500】と呼ばれます。
【S&P500】の詳細については以下のリンクを参考にしてください。
こちらもCHECK
-
S&P500とは?特徴と今後についてわかりやすく解説
あなたはS&P500という言葉を聞いたことはありますか? こういった感想がほとんどだと思います。 ほとんどの人があまりなじみのない言葉だと思うんですね。 この記事を読むことでS&P50 ...
続きを見る
運用資産残高世界2位のETF
【IVV】は運用資産残高世界2位のETFです。
ここで運用資産残高ランキングを見てみましょう!
順位 | 銘柄名 | 連動指数 | 運用資産残高 |
---|---|---|---|
1位 | SPY | S&P500 | 34.8兆円 |
2位 | IVV | S&P500 | 25.2兆円 |
3位 | VTI | CRSP USトータルマーケット・インデックス | 21.5兆円 |
4位 | VOO | S&P500 | 18.9兆円 |
5位 | QQQ | NASDAQ100 | 15.6兆円 |
6位 | 1306 | TOPIX | 14.8兆円 |
7位 | VEA | FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックス | 9.4兆円 |
8位 | AGG | ブルームバーグ・バークレイズ 米国総合指数 | 8.8兆円 |
9位 | 1321 | 日経平均 | 7.9兆円 |
10位 | VWO | FTSE エマージング指数 | 7.7兆円 |
時価総額の大きな企業の影響を受けやすい
【IVV】は【時価加重平均】という算出方法を取っています。
【時価加重平均】とは、時価総額の大きさによって、組み入れ比率が変わる算出方法です。
例えば、
超巨大IT企業群【GAFAM】はたった5社で
【IVV】の組み入れ比率の20%近くを占めます。
【GAFAM】についての詳しいことは以下のリンクを参考にしてみてください。
こちらもCHECK
-
【GAFAM】時価総額の合計は?日本全体の時価総額を超えた巨大IT企業群GAFAMについて
タプブタこんにちは!タプブタ(@72NsnNj0RcoM9qx)です。 ニュースを聞いててこんなことを思ったことはないでしょうか? と思う方が多いと思うんですね。 今回は【GAFAM】についてわかりや ...
続きを見る
IVVに投資する際の注意点

【IVV】はとても魅力的な株価指数ですが、注意点もあるんですね。
こちらもわかりやすいように3つにしぼりました。
問題点として3つあります。

S&P500に投資するETFで信託報酬が最安値ではない
【IVV】は【S&P500】に投資するETFで信託報酬が最安値ではありません。
最安値のETFとしてバンガード社が出している【VOO】があります。
と言っても、誤差レベルです。
【VOO】に投資したいひとは以下のリンクを参考にしてみてください。
こちらもCHECK
-
米国株ETF初心者にオススメ!VOO!
タプブタこんにちは!タプブタ(@72NsnNj0RcoM9qx)です。 あなたはVOOという言葉を聞いたことがありますか? という方が非常に多いと思います。 そんなETF初心者の方にはVOOがオススメ ...
続きを見る

ETF名 | 信託報酬(年率) | 備考 |
---|---|---|
SPY | 0.09% | 世界初のETF |
IVV | 0.04% | 世界最大の資産運用会社【Black Rock】が運用 |
VOO | 0.03% | S&P500連動ETFで信託報酬最安値 |

中小企業に投資ができない
【IVV】はアメリカの大企業500社に投資するETFです。
そのため、中小企業に投資ができません。
中小企業に投資したい場合は【VUG】など
中小企業に投資できるETFを買うようにしましょう。
短期間で資産を2~3に増やすことはできない
【IVV】への投資では1~2年の短期間で資産を2~3倍に増やすことは不可能です。
平均して年率5%程度の成長であるため短期間で資産を増やしたい人にはオススメできません。
短期間でお金を増やしたい人は以下のようなETFに投資することをオススメします。
こちらもCHECK
-
【SPXL】気になる株価は?S&P500連動型レバレッジETF【SPXL】とは?
タプブタこんにちは!タプブタ(@72NsnNj0RcoM9qx)です。 こんなことを考えたことはないでしょうか? 短期間で資産を増やす方法はないのかな? アクティブ運用に挑戦したいけど何から始めたらい ...
続きを見る
まとめ

【IVV】についてはいかがでしたでしょうか?
ここで、記事の内容をおさらいしてみましょう。
★記事の要約★
【IVV】の要点としては以下のようになります。
【IVV】今後も高い成長性が期待できるETFです。
特徴をとらえて投資するようにしましょう!
