
こんなことを考えたことはないでしょうか?
短期間で資産を増やす方法はないのかな?
アクティブ運用に挑戦したいけど何から始めたらいいかな?
こういった考えをお持ちの方が多いと思うんですね。
今回はアクティブ運用を始める際に押さえておきたいETFである
【SPXL】について紹介したいと思います。

この記事を読むことで以下のことがわかるようになります
この記事でわかること
- SPXLとは?
- SPXLの特徴
- 投資する際の注意点

目次
SPXLとは

【SPXL】とはアメリカの有名株価指数【S&P500】に連動したレバレッジETFです。
基本情報は以下の通りです。
銘柄数 | 500 |
運用資産残高 | 1750億円 |
運用会社 | Direxon investments |
配当金 | 0.115$ |
直近配当利回り | 0.59% |
経費率 | 0.95% |
設定日 | 2008/11/05 |

SPXL
チャートの見かた
初心者へのオススメ度:総合的に見て初心者へのオススメ度合いを判断
コスト:S&P500を基準とし、それより高ければ高得点
コスト:0.2%を基準とし、それより安ければ高得点
分配金:2%を基準とし、それより高ければ高得点

SPXLの特徴
【SPXL】について一番気になる部分が特徴だと思うんですね。
ここでは【SPXL】の特徴について詳しく見ていきたいと思います。
特徴として以下のようなものがあります。
SPXLの特徴
- ブル型の3倍のETF
- 同じS&P500ETFの3倍の値動きをする
- アクティブ運用が前提のETFである

ブル型の3倍のETF

【SPXL】は【ブル型】3倍のETFです。
【レバレッジETF】には【ブル型】と【ベア型】の2種類のETFがあります。
【ブル型】とは、連動する指数と同じ方向に動くものを指します。
逆に、連動する指数と逆方向に動くものをベア型と言います。
同じS&P500ETFの3倍の値動きをする
【SPXL】は同じ【S&P500】連動の以下のETFの3倍の値動きをします。
そのため、短期間で大きな収益を得ることを期待できます。
S&P500連動ETF
- SPY
- IVV
- VOO

アクティブ運用が前提のETFである
【SPXL】は同じ【S&P500】連動のETFである【VOO】の30倍の信託報酬がかかります。
そのため、長期運用には向いていません。
アクティブ運用による短期間の運用を前提としたETFになります。
注意ポイント
公式サイトでも長期運用に向いていないことが明言されています
投資する際の注意点

【SPXL】に投資する際の注意点が多いETFになります。
そのため、しっかり注意点を確認して投資するようにしましょう。
注意点は以下の3つになります。
投資する際の注意点
- リスクが高い
- 信託報酬が高い
- 提言性リスク

リスクが高い
【SPXL】は【S&P500】の3倍の値動きをするETFになります。
後程詳しく触れていきたいと思いますが、最大騰落率は70%近くあります。
そのため、かなりリスク許容度が高くないと運用は難しいと言えます。
注意ポイント
自分のリスク許容度を理解して投資するようにしましょう!
信託報酬が高い
【SPXL】は信託報酬が非常に高く設定されています。
年率で0.95%の信託報酬がかかってきます。
そのため、長く保有することには向いていません。
注意ポイント
信託報酬は0.2%を超えると高いと言われるのでかなり高額ですね・・・
逓減性リスク
レバレッジETFには逓減性と呼ばれるリスクがあります。
レバレッジETFの場合、この逓減性が強く働きます。
ポイント
逓減性・・・値動きを繰り返すことで現指標の値動きとずれてくること
例として、同じS&P500連動のETF【VOO】同じタイミングで購入して5日間運用したとします。

経過日数 | 値動き | VOO | SPXL |
---|---|---|---|
1日目 | ±0% | 100円 | 100円 |
2日目 | +10% | 110円 | 130円 |
3日目 | -10% | 99円 | 97円 |
4日目 | +10% | 109.9円 | 126.1円 |
5日目 | -10% | 98.91円 | 93.13円 |
注意ポイント
逓減性のリスクを理解して投資するようにしましょう!
値動きと今後について
ここでは、【SPXL】の今までの値動きとこれからについて見ていきたいと思います。
ここでは以下のことがわかります。
投資する際の注意点
- これまでの値動き
- 最大騰落率
- 今後の予想

これまでの値動き
経済危機に非常に弱い面がありますが設定来ずっと成長を続けています。
設定日と最高値の現在を比較すると約20倍に成長しています。
信託報酬が高くレバレッジETFの特有の逓減性があるため、
実際に運用するとこの通りには行きませんが
成長性は抜群だと言えます。

最大騰落率
次に最大騰落率について見ていきたいと思います。
【SPXL】ですがリスクが高い分、最大騰落率もかなり大きくなっています。
コロナショック時約75%の下落を記録しました。
ポイント
騰落率・・・ある機関の値動き幅のこと

今後の予想
コロナショック後は【S&P500】回復し、成長を続けています。
今の強気相場はしばらくは続くことが予想されます。
ただし、この強気相場はバブルの可能性もあるため、今から買うとなると注意が必要です。
まとめ

【SPXL】は優秀なレバレッジETFです。
レバレッジに投資したい場合はまずはS&P500指標のETFから始めることをオススメします。
使いどころは難しいですが、使いこなすことができれば資産拡大の強力なおともになってくれること間違いなしです。
しっかり注意点などを理解し投資するようにしましょう。
